2009年10月21日

「志」を持った支援員

アソシアのスタッフは「就労訓練」をおこないたいのではなく、「就労したい」という方を応援したいスタッフです。
もしも、自分たちが提供するサービスよりも他の事業所が提供するサービスが、その方にマッチするのであれば、迷う事なく他の事業所をお勧めします。
そこで、アソシアが利用者の方と接する際に模範としている書籍から一部抜粋して紹介したいと思います。

「お客様のニーズを客観的に考えると、今回はウチよりも他社の商品・サービスのほうがマッチしそうだ。」

営業をしていると、ときにそんな局面に遭遇することがあります。
自社の商品・サービスが劣っているという意味ではありません。クオリティーに自信があってこその営業ですから、常識的に考えれば自社の商品を勧めるのが当然です。
ただ、どんなに素晴らしい商品でも、そのときのお客様のニーズを最優先に考えた場合、ライバルの商品のほうが適しているケースがあってもおかしくはありません。
お客様をライバル会社に紹介できるかどうか。

たとえば、住宅展示場に見えられたお客様に、自社住宅の特徴などを説明しているとき、ふと営業マンに、
「ひょっとしたら、少し先にある他社の展示場のほうが、お客様が探しているものにピッタリの住宅があるかもしれない」
という考えがよぎったとします。そのときにもし、

「実は他社の住宅なのですが、お客様のニーズにちょうどピッタリなのがあるんですよ。よかったら、行ってみませんか?」
と、言われたとしたら、お客様はかなり驚くでしょう。でも、営業マンの話を聞くうちに、本気になってお客様のことを考えての提案であることが伝わるはずです。

住宅は一戸売れれば大きな収益になります。営業マンとしては勇気のいる決断です。
でも、お客様にとっても住宅は大きな買い物です。お客様の幸せを心から願うのであれば、よりニーズに合うものを購入してほしいではありませんか。

『〜絆が生まれる瞬間〜 ホスピタリティの舞台作り』

著書、ザ・リッツ・カールトン・ホテル日本支社長:高野 登氏


私たち福祉従事者の最高の目的・喜びとは、障がいを持つ方から「障がいを持っていても、今とても幸せだよ」という言葉が聴ける瞬間に立ち会えることだと、私どもスタッフ一同は考えます。

ソーシャルサポート アソシア 職員一同